battleroyale
ようやく”バトロワ”と向かいあえた。

いつか見なきゃいつか見なきゃと思いつつ早10年が経っていたが、敬愛するタランティーノが選ぶ「1992~2009年のベストムービー」としてバトロワが挙げられていたので、重い腰を上げて観てみることにした。

かなりの話題作だったにもかかわらず、なぜ今まで見なかったかと考えてみると、一つの理由は、子どもが力を持ち大人の世界を支配するストーリーだと勝手に思い込んでいたから。

実際はそこがメインではなかったので一安心。
以下、ネタバレあり。

 
全体として、インパクトが強すぎることを恐れていたが、そこまでではなかった。

バンバン人は死ぬが、描写は抑え目。
顔や頭は撃たない。

心理描写も、それほど鬼気迫るものはなかった。
女同士の疑心暗鬼具合は良かったが、そのシーンも短め。
柴咲コウのクールなところはグッと来たが、登場シーンはそこまで多くない。

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男女の仄かな好き嫌いの話題が差し挟まれるのは中学生っぽくて良い。

藤原竜也があまり魅力的に見えない。
前田亜季は素朴路線で、良い人選。そもそもの原作がそうだったからかもしれないが。

タケシの滑舌がややおかしいところも使ってるのがリアルだった。

中学生が、同級生同士を殺さなきゃいけないっていうシチュエーションを、どう受け入れるか。そこへの踏み込みが甘く感じた。
もっと神経をすり減らして、狂いそうになるほうが普通な気がする。
原作が作り出したシチュエーションに映画が負けているんだろうな。

激しい割に想像のつくあっさりとした幕引きにも不満が残る。

DVDの特典映像が豊富過ぎるのは余計では。

@DVD

製作総指揮:高野育郎 / 深作健太
製作:片岡公生 / 小林千恵 / 鍋島壽夫
監督:深作欣二
脚本:深作健太
原作:高見広春
撮影:柳島克己
音楽:天野正道
出演:藤原竜也 / 前田亜季 / 山本太郎 / ビートたけし / 安藤政信 / 柴咲コウ / 塚本高史 / 高岡蒼佑 / 栗山千明