kurobarasyouten

初めて観る神代辰巳作品。
頭の整理に時間がかかりそう。

期せずして成人指定。
(と思ったが、日活ロマンポルノなんだから当たり前)
ただ、エロさは低い。
絡みの撮影シーンが全体の1/3ぐらいだと思うが、人間っぽさはあるが、エロくはない。

時代が時代だけに、もしくは監督の好みなのだろうか、モザイクを一切使っていない。
つまり局部はまったく映さない。
体型も今のようなスレンダーな女優ではなく、谷ナオミのように肉付きの良い女優ら。

政治家っぽい爺さんとの介護のようなセックスシーンが印象に残る。
そこにもエロさはない。

作品が公開された年から考えると、舞台は70年代前半だろうか。
大阪の街並み、走っているクルマ、今となってはレトロな観覧車 etc についつい目が行ってしまう。

どう今と違うかはわからないが、主役二人の関西弁も今は耳にしない要素が含まれていることはわかる。
耳にも残る。

ただのポルノと一線を画しているのは、芸術作品を作りたいという、岸田森演じる主人公の姿勢に尽きる気はする。
衝動的ではあるが、性衝動的ではなく、自己実現の衝動。

そういう意味で、青春映画ではあるが、性衝動とはやや離れているという意味で、若すぎない独特な青春映画といえよう。

@DVD

製作:三浦朗
監督・脚本:神代辰巳
原作:藤本義一
撮影:姫田真佐久
美術:横尾嘉良
出演:岸田森 / 谷ナオミ / 芹明香 / 山谷初男 / 高橋明 / 東てる美 / 谷本一 / 庄司三郎 / 森みどり