bladerunner

勝手にスッキリ爽快ものを期待してたら…

三つバージョンがあるなか、「ディレクターズカット」をチョイス。
これが正解か不正解か、本来はハリソン・フォード演じるデッカードのナレーションが入るところが、ナレーションなしになっている。

そのせいで、映像は楽しめるが、間がやたら長く感じられる。
結果、眠くなる。

逆に言うと、通常版は相当説明的になっている。
監督からすると情緒がないのだろう。一長一短。
とはいえ、おそらくいきなりディレクターズカットの内容で公開されていたら今の地位にあるかどうかは怪しい。

そのぐらい、通常版とディレクターズカットでは印象が違う。

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映像の取り方は70年代を感じさせない。
90年代のウォン・カーウァイあたりもこの映画の影響を受けてそう。

日本と中国がごっちゃになったような世界観。
それでいてタランティーノとかがやる過剰なアジアのステレオタイプの押し付けはしていない。

二回ほど出てくるレプリカントを区別するためのテストシーンは印象的だが、不思議。
どうわかるのかも曖昧なまま。

ルトガー・ハウアー演じる適役に、最後助けられるという展開は意表を突かれた。

ラストも通常版とディレクターズカットで大きく違う。
愛の逃避行と、仲間が見逃してくれたことをナレーションで伝える通常版はわかりやすいが面白みに欠ける。
少なくともラストシーンは、ディレクターズカットに軍配が上がるだろう。

しかし、作品全体を通して見ると、初見の人は通常版から入るほうがいいのではないだろうか。

製作:マイケル・ディーリー
監督:リドリー・スコット
脚本:ハンプトン・ファンチャー / デヴィッド・ピープルズ
原作:フィリップ・K・ディック
撮影:ジョーダン・クローネンウェス
美術:シド・ミード
音楽:ヴァンゲリス
特撮:ダグラス・トランブル
出演:ハリソン・フォード / ショーン・ヤング / ルトガー・ハウアー / ダリル・ハンナ / エドワード・ジェームズ・オルモス / ブライオン・ジェームズ / ジョアンナ・キャシディ / M・エメット・ウォルシュ / ウィリアム・サンダーソン
 
【世間の評価】 ※2016.1.21時点
CinemaScape: 3.9/5.0 (73人)  
Yahoo! 映画: 3.99/5.00 (342人)
IMDb: 8.2/10 (438,526人)
 
@BD