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ロスのクラブを舞台としたショー映画。人気なのは知っていたが、主演がシェールというのにちょっと引いて、観るのが遅くなった。
シェール自体は嫌いではないのだが、彼女が主演で歌って踊るというのがイメージできなくて。

と思ったら、ショー部分の主演はクリスティーナ・アギレラだった。完全なる取り越し苦労…

 
本来がショーが大好きな自分には、かなり刺さる作品だった。

アイオワからロスに出てきたアリ(クリスティーナ・アギレラ)のサクセスストーリーなわけだが、彼女の低温が効いた歌声、ダンサーたちのワクワクさせてくれるダンスが一番の見所。完成度も高く純粋に楽しめる。

お店が借金により人手にわたってしまうかもしれなかったり、同居人ジャックとのロマンスだったりといったサイドストーリーは、そこそこの内容にとどまり驚きはない。

とはいえ、トータルでは合格点。

以下、軽いネタバレを含みつつ印象に残ったシーンを振り返る。

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シェールが演じるテスのメインの仕事はバーレスクの経営。ステージに立つシーンもあったものの、決して多くはなかった。
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貫禄あるテスのステージシーン。悪くない。

映画前半では、バーレスクでウェイトレスとして働きながら、舞台に立つ日を夢見るアリ。
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熱い視線を舞台に送るアリだが、観ているこちらもダンサーたちを憧れの対象として見てしまうからだろうか、躍動するダンサーに惹きつけられてしまう。

しかし、その後、ダンサーとしての仕事を射止め、順調にステップを上がっていくアリ自体が踊る舞台はなお良かった。
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後ろの、回転する仕組みになっているドアを使って裏へ入ったり、表へ出たりする演出にはスリルもあり、観る者を楽しませてくれた。
左のダンサー、CoCo(チェルシー・トレイル)も光っていた。もっとフィーチャーして欲しかったほど。

ラストで演じられる、ジャックが完成させた「Show me how you Burlesque」のシーンでは、最高の盛り上がりを見せる。
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この曲の前半で、文字の上でダンサーが踊っているシーンが個人的にはもっともツボだった。

 
脇を固めるキャストの中では、ショーン(スタンリー・トゥッチ)がもっとも印象に残る。
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プラダを着た悪魔』に続き、ゲイ役を見事に演じるスタンリー・トゥッチ。彼の存在が作品へ優しさを与えている。

 
借金に追われていたテスが、アリのアイデアを受け、空中権を売るという手で店を守るというアイデアも悪くはない。

唯一ピンとこなかったのは、アリと同居人ジャック(キャム・ギガンデット)のロマンス部分。そこがもうちょっと盛り上がる内容だったらな…というのが残念ではあった。

とはいえ、上質なエンターテインメントを提供してくれる映画だったのは間違いない。
望むべくは、やはりショーは、生で観たいものだが。

 
最後に、バージョン違いのチラシデザインを紹介。
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おそらく、こちらのデザインのほうがよく使われている。
が、あまり洗練されているとは言い難い気がする。

製作総指揮: ステイシー・コルカー・クレイマー、リサ・シャピロ、グレン・S・ゲイナー、ダナ・ベルカストロ
製作: ドナルド・デ・ライン
監督: スティーヴン・アンティン
脚本: スティーヴン・アンティン
撮影: ボージャン・バゼリ
美術: ジョン・ゲイリー・スティール
音楽: クリストフ・ベック
衣装: マイケル・カプラン
出演: シェール(テス)、クリスティーナ・アギレラ(アリ)、エリック・ディーン(マーカス、店を買収しようとする)、キャム・ギガンデット(ジャック、同居人)、ジュリアン・ハフ(ジョージア、妊娠、結婚)、アラン・カミング(アレクシス、box-office personnel)、ピーター・ギャラガー(ヴィンス、テスの元夫)、クリステン・ベル(ニッキ、アリにトップダンサーの座を奪われる)、スタンリー・トゥッチ(ショーン)、デヴィッド・ウォルトン(マーク、ジョージアの結婚式のDJ、ゲイ)、チェルシー・トレイル(CoCo)、ディアナ・アグロン(ナタリー、ジャックのフィアンセ)、Terrence Jenkins(デーブ、照明)、タニー・マッコール(スカーレット、ダンサー)、ジェームズ・ブローリン(アンダーソン、空中権を購入)
編集: ヴァージニア・カッツ
製作会社: デ・ライン・ピクチャーズ
配給: スクリーン・ジェムズ(米)、S.P.E(日)
公開: 2010年11月24日(米)、2010年12月18日(日)
上映時間: 119分
製作費: $55,000,000
興行収入: $89,519,773(内、日本7億9200万円)
 
【世間の評価】 ※2017.2.10時点
CinemaScape: 3.7/5.0 (50人) 
Filmarks: 4.0/5.0 (37,265人) 
Yahoo! 映画: 4.25/5.00 (1,516人)
IMDb: 6.4/10.0 (63,569人)
Rotten Tomatoes(Critics): 4.8/10.0 (148人)
Rotten Tomatoes(Audience): 3.6/5.0 (65,682人)
 
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