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久々のタランティーノ作品。

アメリカで映画監督を長いことやっていると、西部劇的なやつはやはり避けて通れないのねと甘く見てたら、そこはさすがのタランティーノ。
問答無用のタランティーノワールド炸裂。

期待がさほど大きくなかったぶん、余計がっつりもっていかれた。
人が死に過ぎだが、潔くもわかりやすいストーリー展開。

以下、ネタバレあり。

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子どもの魂を依然としてタランティーノは持っているんだなということが、よくわかるハッピーエンド。

主演の二人も悪くないが、ディカプリオとサミュエル・L・ジャクソンの存在感が強い。
特にディカプリオは、私が久々に出演作を観たっていうのもあるが、良い役者になったものだと惚れ惚れしてしまった。

舞台は南北戦争の二年前。
黒人奴隷への扱いの劣悪さは知ってはいたものの、眼前につきつけられると強烈。
映像の力をあらためて痛感。

マンディンゴ(黒人同士を素手で戦わせて殺し合わせる)、逃げ腰になった黒人奴隷を犬に食い殺させるシーン、女性奴隷への鞭打ちなど、痛みへの想像力を働かされるシーンのオンパレード。

それに対して、白人はあっさりとバンバン撃たれて死んでいくという対比。

屋敷内の撃ち合いのシーンでは、撃たれて横たわってる白人の身体が、続きの撃ち合いで撃たれまくって血しぶきが上がるところなどは、タランティーノのこだわりが感じられた。

タランティーノ自体も、パルプフィクションと同じく、微妙な軽ーい立ち位置で登場してくれたのは嬉しかった。

なんだかんだ言って、タランティーノの健在ぶりを堪能させてくれる作品。

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、ウォルトン・ゴギンズ、デニス・クリストファー、ローラ・コヨーテ、M・C・ゲイニー、クーパー・ハッカビー、ドク・デュハム、ドン・ジョンソン、ジェームズ・ルッソ、トム・ウォパット、ジェームズ・レマー、マイケル・パークス、フランコ・ネロ、ブルース・ダーン、マイケル・ボウエン、ドン・ストラウド、ロバート・キャラダイン、ゾーイ・ベル、クエンティン・タランティーノ
製作総指揮:ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、マイケル・シャンバーグ、シャノン・マッキントッシュ、ジェームズ・W・スコッチドポール
製作:ステイシー・シェア、レジナルド・ハドリン、ピラー・サヴォン
撮影:ロバート・リチャードソン
美術:J・マイケル・リヴァ
衣装:シャレン・デイヴィス
 
【世間の評価】 ※2016.1.21時点
CinemaScape: 4.0/5.0 (85人)  
Yahoo! 映画: 4.03/5.00 (820人)
IMDb: 8.5/10 (880,295人)
 
@BD