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タイトルだけ聞いたら、自分が到底観ようとは思わない類いの作品。

しかし、(意外にも)各方面で評価が高いことは知っており、ちょうど気軽に観れそうな作品を探していたタイミングでもあり、今日はこれをチョイス。

 
こんなにもがっつりと大学受験がテーマになっている作品を観たのは初めてかもしれない。

自分が受験生だったのはもう20年も前のことだが、今も昔も、受験生は不安を抱えて生きていることがわかる。模試の成績で一喜一憂し、何のために頑張ってるかわからなくなり、時に逃げ出す。

境遇は違うものの、自分も不安の中で、誘惑にも時々負けながら奮闘していたなと懐かしく思い出す。そう。本作を見て一番強く感じるのは”懐かしさ”だ。

受験戦争が良いことばかりじゃないのはわかるが、大人となった今の自分は、あの時のもがいている自分より果たして輝いているのかと問うと、即答はできない。

以下、印象に残ったシーンを振り返っていく。

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名古屋弁に違和感は多少ありつつも、本来は素直なさやか(有村架純)への好感度は上がっていく。
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前半はギャル全開の有村架純。胸元もチラリと覗く。
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観ている最中はあまりそこに気が回っていなかったが、こうして見るとさすがに有村架純は可愛い。

前半の化粧が濃いのは微妙だが、後半、ナチュラル気味になり容姿としても魅力的に。それも変に大人っぽくもないところが良い。

塾講師役の伊藤淳史。顔含めなんともいえない押し出しの強さにちょっとだけ引いてしまうが、好演しているのは間違いない。
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ちびノリダー(ってずっと言われ続けるの、本人は嫌だろうなあ)伊藤さんも、ハマり役。

娘をワクワクすることに集中させるべく、学校とも戦う母親あーちゃんを演じる吉田羊。
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撮影時は40歳前後か。てっきりもうちょっと若い役者さんだと思っていた。
勤務先の佐川急便のユニフォームが似合っていた。あまりに自然なのが微笑ましいほど。

時代が変わったなと思ったのは、合格発表がネットでわかることぐらいか。
思いのほかこの世界は変わってない。
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赤本も変わらずあるんだなあ。

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この映像には「ホントに?」と思ってしまったが、昭和の香り漂うちゃんちゃんこ(はんてん)的なものを今の高校生が着るのだろうか。

 
塾の先生がかすみの辞書に書いた言葉。
Where there is a will, there is a way.
自分の高校の時の英語教師が、卒業アルバムに書いてくれた言葉と偶然にも同じだった。

主題歌のサンボマスター『可能性』を、出演キャストが歌うエンディングも楽し気で良い。

一度は受験というものを経験した人であれば、肩の力を抜いて本作を見てみるのも悪くないと思う。
嫌味なく明日への活力を与えてくれる作品。

監督: 土井裕泰
脚本: 橋本裕志
原作: 坪田信貴『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』
製作: 那須田淳、進藤淳一
製作総指揮: 渡辺正一
出演: 有村架純(工藤さやか)、伊藤淳史(坪田義孝、塾講師)、吉田羊(工藤あかり、母、あーちゃん)、田中哲司(工藤徹、父)、大内田悠平(工藤龍太、弟)、奥田こころ(工藤まゆみ、妹)、野村周平(森玲司、塾の同級生)、安田顕(西村隆、さやかの高校の担任)、あがた森魚(峰岸誠、塾長)、松井愛莉(本田美果、同級生)、蔵下穂波(香川真紀、同級生)、阿部菜渚美(岡崎結衣、同級生)、金子海音(宮下久美、塾の生徒)、矢島健一(校長)、中村靖日(小学校時代の担任)、峯村リエ(玲司の母)
音楽: 瀬川英史
主題歌: サンボマスター『可能性』
撮影: 花村也寸志
編集: 穂垣順之助、山本清香
制作会社: フィルムフェイス
配給: 東宝
公開: 2015年5月1日(日)
上映時間: 117分
興行収入: 28.4億円
 
【世間の評価】 ※2017.1.23時点
CinemaScape: 3.4/5.0 (7人) 
Filmarks: 3.8/5.0 (23,395人) 
Yahoo! 映画: 4.07/5.00 (4,529人)
IMDb: 7.5/10.0 (1,125人)
Rotten Tomatoes(Critics): -/10.0 (-人)
Rotten Tomatoes(Audience): 3.8/5.0 (12人)
 
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