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知人女性のお薦め。
先日たまたま聞いていたラジオで、女優のミムラさんも勧めていたから、もしかすると女性受けがいいのかもしれない。

ハートウォーミングな映画なのだが、サスペンス面でも優れていて、ぐいぐい惹きつけられ、息をつく暇がない。

非科学的(超常現象的)な要素を取り入れた、ハートウォーミングかつサスペンス映画といったくくりでは、「ゴースト」に似ている部分があると感じた。こちらは、ラブストーリーではないが。

以下、ネタバレあり。

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ラストも、これでひと段落かと思ったところで、最後の修羅場が待ち構えているあたり、構成も悪くない。
良質なエンターテインメントに仕上がっている。

野球好きな自分としては、その年ワールドシリーズで優勝した、1969年のニューヨーク・メッツの話がふんだんに出てくるのも、郷愁を誘い、温かい気持ちにさせてくれた。

出動中の消防士がラジオで試合を聴いていたり、警察署で刑事達がテレビに夢中だったり、ワールドシリーズのチケットをプレゼントされた子どもが嬉しくてチケットと一緒にベッドに入っていたり……

自分は決してMLBには詳しくはないが、日本同様、現在よりもプロ野球を含めた野球人気が高かった数十年前の雰囲気はたまらない。

父親(デニス・クエイド)が、アメリカ人が学ぶのは、「憲法、ロック、そして野球」の3つと子に語るが、2015年の現在では、野球は残念ながら入っていないだろう。

ひっかかるところとしては、ジョン(ジム・カヴィーゼル)が父親に気軽に未来のことを教え過ぎてるところか。
そんなことしたら、いろいろ厄介なことになりそうなのは、子どもでも知っていそうなものなのに。

犯人役の男(ショーン・ドイル)の、ビジュアル的ななんともいえない不気味さ、気持ち悪さが後をひいて、観終わったあともやや胸やけがするほど。個人的な、生理的な問題ではあるが。

あとは、メインはハートウォーミングな話なのに、連続ナース殺人事件ががっつり絡んでいて、殺害現場だったり、30年間発見されなかった白骨死体が出てきたりと、オンオフの温度差があり過ぎて、気持ちが落ち着かない点か。

製作総指揮:リチャード・サパースタイン / ロバート・シェイ
製作:ホーク・コッチ / ビル・カラーロ / トビー・エメリッヒ / グレゴリー・ホブリット
監督:グレゴリー・ホブリット
脚本:トビー・エメリッヒ
撮影:アラー・キヴィロ
美術:ポール・イーズ
音楽:マイケル・ケイメン / J・ピーター・ロビンソン
衣装:エリザベッタ・ベラルド
特撮:ジェイソン・ボード / マーティン・マリヴォワレ / ビル・ウェステンホファー
出演:デニス・クエイド / ジム・カヴィーゼル / ショーン・ドイル / エリザベス・ミッチェル / アンドレ・ブラウアー / ノア・エメリッヒ