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たまには気楽に見れるアメコミものを。

 
主役を演じるロバートダウニーJr。飄々としていつつも、可愛げがあって憎めないキャラクターが、作品全体の空気を作っている。

脇役の中では、副社長のオバディアを演じるジェフ・ブリッジズ、親友ローディを演じるテレンス・ハワードの両名が、良い盛り上げ役になっていた。

そして、レポーター役を演じるクリスティン・エヴァーハートの魅力にクラっと来た。ヒロインのグウィネス・パルトロウにはさほど魅了されなかったのが残念。

気軽に見れる勧善懲悪モノとしては合格点。もうひとひねり欲しいかなとは思うが。
悪いところもないかわりに、凄い良いところもないという映画だという印象。

以下、ネタバレも含め、印象に残ったシーンを振り返っていく。

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ロバート・ダウニーJr.演じるトニー・スタークは兵器製造会社「スターク・インダストリーズ」の社長を務める。

前半は自らの会社が兵器を製造している倫理観を問われても、何とも思わない。
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クリスティン・エヴァーハート演じるレポーターとトニー。こんなキュートなレポーター、世界中探してもいないだろう。
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アフガニスタンにて、自社の新製品「ジェリコ」の破壊力を披露するトニー。

しかし、アフガニスタンで捕らえられ、自社の兵器が無慈悲な殺戮を行なっていることを目の当たりして、トニーが変わる。
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テロリスト「テン・リングス」に捕えられたトニー。時代的には、この映画が上映された数年後にISが台頭する。それを暗示するようなショット。

変わり方が極端ではあるが、後半は正義の味方アイアンマンの中の人として邁進する。
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自宅ガレージにて、アイアンマンスーツでの飛行を試すトニー。高級車がズラリ。カメラのAI、消火器のAIとともに。
(確か、外で乗っていた車はアウディだった。これも間違いなくプロダクト・プレースメントだろう。)

トニーのキャラクター設定が魅力的であることが、本作の成功にもつながっていると思うが、彼以上に強い印象を与えてくれたのが、副社長のオバディアを演じるジェフ・ブリッジズ。
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記者会見の場で社長の変わりに話すオバディア。言われてみれば雰囲気には確かにジェフ・ブリッジズが残るが、観ている最中は彼だと気づかなかった。『ビッグリボウスキ』での演技しかり、つくづく良い役者だ。
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この音(音波?)を聞くと、しばらく身体が麻痺して動けなくなる機器を手にするオバディア。恐ろしいアイテムだ。

一番近くにいて一番信頼している人こそが敵というセオリーに沿ったストーリー展開。

グウィネス・パルトロウ演じる秘書のポッツはまあまあ。もうちょっと彼女のイロ、魅力を見てみたかった。
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トニーの心臓につながるアーク・リアクターを交換するボッツ。「膿んでるわ」のようなセリフにもリアリティがあり、このシーンは記憶に残る。
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この二人のロマンスっぽいのは果たして必要だったのか…

トニーの親友であり、空軍の要職に就くローディ(テレンス・ハワード)は、いかにも軍の人間っぽい、固く、クリーンな様子が滲み出ていた。
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パリっとしたシャツが似合う清潔感溢れるローディ。彼はどこかで見たことがあるなと思っていたら、『クラッシュ』でマット・ディロン演じる警官に辱めを受ける役を演じたいた役者だった。

 
ラスト。完全に映画は終わったと思っていたら、エンドロールの最後に、サミュエル・エル・ジャクソンが出て来て、アベンジャーズの話をし出すとは。といって、このギミックで映画の評価が変わるわけではないが。

 
最後にバージョン違いのチラシデザインを紹介。
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日本版。全米No.1メガヒットシール付き(苦笑)

製作総指揮: ジョン・ファヴロー、ルイス・デスポジート、ピーター・ビリングスリー、アリ・アラッド、マイケル・A・ヘルファント、スタン・リー、デヴィッド・メイゼル
製作: アヴィ・アラッド、ケビン・フェイグ
監督: ジョン・ファヴロー
脚本: マーク・ファーガス、ホーク・オストビー、アート・マーカム、マット・ホロウェイ
原作: スタン・リー、ラリー・リーバー、ドン・ヘック、ジャック・カービー
撮影: マシュー・リバティーク
美術: J・マイケル・リヴァ
音楽: ラミン・ジャワディ
衣装: ローラ・ジーン・シャノン
特撮: ジョン・ネルソン
出演: ロバート・ダウニーJr.(アンソニー・”トニー”・スターク)、テレンス・ハワード(ジェームズ・”ローディ”・ローズ、空軍)、ジェフ・ブリッジズ(オバディア・”オビー”・ステイン、副社長 / アイアンモンガー)、グウィネス・パルトロウ(ヴァージニア・”ペッパー”・ポッツ)、ショーン・トーブ(インセン、捕虜仲間の博士)、ファラン・タイール(ラザ、テロリストのリーダー)、レスリー・ビブ(クリスティン・エヴァーハート、レポーター、トニーと夜を共にする)、クラーク・グレッグ(フィル・コールソン、長い名前の組織のエージェント)、ティム・ギニー(アレン少佐、ローディに同席)、ビル・スミトロヴィッチ(General Gabriel)、ポール・ベタニー(AI、JARVISの声)、ジョン・ファヴロー(ハロルド・”ハッピー”・ホーガン、トニーの部下?)、スタン・リー(パーティーシーンにカメオ出演。アメリカン・コミックスの漫画原作者)、サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー、S.H.I.E.L.D.のリーダー)、サイード・バッドレヤ(Abu Bakaar、ラザの部下)、ピーター・ビリングスリー(オバディアに詰められるエンジニア)
編集: ダン・リーベンタール
製作会社: マーベル・スタジオズ
配給: パラマウント映画(米)、SPE(日)
公開: 2008年4月14日(豪)、2008年9月27日(日)
上映時間: 125分
製作費: $140,000,000
興行収入: $585,133,287
 
【世間の評価】 ※2017.2.27時点
CinemaScape: 3.6/5.0 (158人) 
Filmarks: 3.8/5.0 (25,890人) 
Yahoo! 映画: 4.05/5.00 (2,260人)
IMDb: 7.9/10.0 (725,516人)
Rotten Tomatoes(Critics): 7.7/10.0 (267人)
Rotten Tomatoes(Audience): 4.2/5.0 (1,076,563人)
 
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