kagidorobou
大のお気に入りの映画、「運命じゃない人」監督の内田けんじ氏による作品。
ということで、大きな大きな期待を持って観賞。

その大きかった期待を裏切らない出来!

以下、ネタバレあり。

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出色は香川照之。
便利屋稼業の顔と、記憶喪失後の自信なさそうな顔との違いが見事。

堺雅人の表情豊かな演技も悪くはないが、香川照之の前だとどうしても霞んでしまう。

そして、あいかわらず脚本が素晴らしい。
根底に流れるのは人間らしさ。

エンディングで二人が結ばれるのも、わかっちゃいるけど良い。
広末が彼のノートを見始めた瞬間に、好きなもののところに名前が書いてあることを予感させ、きっちりその通り。

広末の父役である小野武彦(やまとなでしこの桜子のお父さん役の印象が未だに強い)の葬式のシーンで流れるDVDは卑怯だ。泣いてまうやろー

ヤクザ役の荒川良々が、無防備に堺雅人と香川照之を帰したのは納得いかないところ。
金が手に入ったからとはいえ、そこまで香川照之を信じたようにも感じられず…

ま、それはさておき、常々、作品の良し悪しは、基本的に脚本・演出で決まると思っているが、その作品を何度も観たいと思えるかどうかは、自分の好みの役者が出ているかどうかだと思う。

その意味で、「運命じゃない人」のキレッキレの伏線ありまくりの脚本・演出とは違うものの、本作が何度でも観たくなる作品だったことは間違いない。

やっぱ広末の魅力には抗えない…

監督・脚本:内田けんじ
出演:堺雅人 / 香川照之 / 広末涼子 / 荒川良々 / 森口瑤子 / 小野武彦 / 小山田サユリ / 木野花 / 内田慈 / 大谷亮介 / 三上市朗 / 林和義 / ウダタカキ
製作総指揮:藤本款 / 和田倉和利
製作:深瀬和美 / 赤城聡 / 大西洋志
撮影:佐光朗
美術:金勝浩一
音楽:田中ユウスケ
主題歌:吉井和哉「点描のしくみ」
配給:クロックワークス
公開:2012年9月15日(日)
上映時間:128分
 
【世間の評価】 ※2016.2.1時点
CinemaScape: 3.8/5.0 (84人)  
Yahoo! 映画: 4.16/5.00 (1,255人)
IMDb: 7.3/10 (1,009人)
 
@BD