kirisimabukatu

朝井リョウの小説が原作だが、まず、タイトルに惹かれる。
うまい。

脚本の喜安さんだったり、出演している岩井さん(映画部顧問役)だったり、やや演劇寄りのスタッフ&キャスティング。

以下、ネタバレあり。

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途中からうすうす気づいてはいたが、最後まで桐島は出てこないパターン。

同じ時間をいろんな角度から何度も見せる手法、嫌いじゃない。
そこをどうまとめるかが監督の手腕だが、そこそこうまくまとまってるように感じた。

高校生のキュンとする感じが懐かしい。
ほのかに想いを寄せている人に、良い反応をされると舞い上がり、他の人のほうを向かれると落ち込む。
これは高校生の専売特許ではなく、大人になってもよくあることだが、はたから見ていてもそれがわかるほどアップダウンが激しいのは高校生ならでは。

大人になって同じ感覚をもっていても、今までの経験上それを誰かに悟られないようにしたり、口に出して伝えたりしないもの。
それが大人になるってことなんだろう。

部活に打ち込む人たちと、帰宅部の人たち。
しかし、いずれの生徒も、本人たちは気づいていないが、パワーを向ける矛先に困っている。

ヒエラルキーを作って、下とみなした奴らには容赦無く接するのも高校生ならでは。
ある意味、動物的な、本能的な内面の表れなのだろう。

東出昌大はさすがに男前。
チュートリアルの徳井さんにどこか似てることにあらためて気づいた。

このブログの投稿を書く上で調べて初めて気がついたが、映画部員の彼(神木隆之介)がピンでチラシやDVDパッケージの表紙を飾っているのが不思議。
メディアでの露出を観ても、彼と橋本愛がフィーチャーされているが、個人的にはいずれも作中では印象が薄かった。

めっちゃおもしろいストーリーというわけではないし、なぜ桐島が部活をやめたのかもまったくわからないが、全体的なまとめかたが秀逸で、おさまりがいい。

製作総指揮:宮崎洋 / 奥田誠治
製作:佐藤貴博 / 北島和久 / 枝見洋子 / 菅沼直樹 / 茨木政彦 / 弘中謙 / 平井文宏 / 阿佐美弘恭 / 畠中達郎 / 和崎信哉
監督:吉田大八
脚本:喜安浩平 / 吉田大八
原作:朝井リョウ
美術:樫山智恵子
音楽:近藤達郎 / 日下好明 / 平川智司
衣装:遠藤良樹
出演:神木隆之介 / 橋本愛 / 大後寿々花 / 東出昌大 / 清水くるみ / 山本美月 / 松岡茉優 / 落合モトキ / 浅香航大 / 前野朋哉 / 高橋周平 / 鈴木伸之 / 藤井武美 / 岩井秀人 / 奥村知史 / 太賀
 
【世間の評価】 ※2016.1.21時点
CinemaScape: 4.0/5.0 (109人)  
Yahoo! 映画: 3.75/5.00 (1,549人)
IMDb: 7.5/10 (962人)
 
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