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昔から気になっていた映画の一つ。

沖縄の竹富島が舞台。
この映画が気になっていた理由の一つには、フライヤーやDVDパッケージの、竹富島の路地でたたずむ蒼井優の姿が印象的だったということもある。

島の美しさや、のどかさをアピールする類いの内容ではない。
島の助け合いの精神と、祈りと、朝の掃き掃除が印象に残る。

メインテーマは母の子への想い。
シンプルなテーマではあるが、その想いの強さにグッとくる。

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蒼井優はもともと雰囲気が好きな女優だが、こうしてみると「フラガール」「花とアリス」など自分好みの映画に多く出ている。

決して押し出しは強くない演技だし、方言もおかしいようなおかしくないような微妙なラインだが、作品に調和する能力が高いように感じた。

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この、バージョン違いのチラシもなかなか良い感じ。

 
ところで、話の本筋とはずれるが、作中で、人遣いの荒いカメラマンの下で頑張る風希(蒼井優)というシチュエーションがあったが、このカメラマンは普通の事を言っているだけで、単に風希が要領が悪いだけに映った。田舎から出てきた風希に甘さがあり自分で嫌になるだけなら違和感はないが、前のアシスタントまで擁護する側にいたのに違和感が残った。

高学歴で大企業に就職するならともかく(それですら現在は危ういが)、実力でやっていかなくてはならないバックグラウンド・業界・仕事でこの脚本は納得がいかないところ。

 
そんな、細かいところではひっかかるところもあったが、沖縄好き、蒼井優好きな自分からすると、大筋としては佳作の部類に入る作品。

@ひかりTV

製作総指揮:井筒雅博
製作:竹之内崇 / 脇坂嘉紀 / 三木裕明
監督・脚本:熊澤尚人
撮影:藤井昌之
美術:花谷秀文
音楽:中西長谷雄
出演:蒼井優 / 平良進 / 南果歩 / 金井勇太 / かわい瞳 / 比嘉愛未 / 斎藤歩 / 前田吟