ainomukidasi

冷たい熱帯魚」から数ヶ月インターバルを置いての、園子温作品再び。

これまたガチンコもの。
暴力あり、ほとばしる血しぶきあり。

パンチラ盗撮と勃起に関する部分は特にだが、ストーリー全体的にデフォルメされている箇所が多く、総じてコミック的。

今をときめく安藤サクラががっつり出ている作品を観たのはこれが初めて。
怪演っぷりを楽しませてもらった。
狂気。そして、厚そうというか、重そうというか、重厚感がある。
本当に喧嘩強そうな、威圧感を発している。

満島ひかりの可愛さも際立っている。
下着シーンのオンパレードはありがたい限り。
狂気はあまり感じなかったが、砂浜でユウ(西島隆弘)を組み敷いて、聖書のコリント13章のくだりを語るシーン、下からのカットは良かった。

YouTubeにあがっていたので、掲載する。

主演の西島隆弘はあのひどい勃起シーンに笑わずやってられるのが凄い。
それはさておいても、体当たりで頑張ってるのが伝わってくる。
ホントお疲れ様です。

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渡部篤郎は抑えた演技の役回りだったので印象は強くない。
そこに転がり込む、女役の渡辺真起子が強烈。
魅力はやや欠けているが、そう言われてみると狂気寄りの役者かも。
ドラマ「最後から二番目の恋」シリーズでの印象が今となっては強いが。

友人タカヒロ役の役者が親しみやすい表情でどこかで見たことがある顔で気になっていたら、尾上寛之さんという方でどうやら「パッチギ」あたりで観たらしかった。

親子関係、宗教、盗撮、セックス、新興宗教、精神病、愛…ともりもりに詰め込んでるだけあって、尺も4時間弱と超ボリューミー。
長い分、どっぷりと園子温ワールドを堪能はできるのだが、こんなに長いと狂気だらけのその世界に慣れてしまって驚きが減るというマイナス点もある。

もうちょっとコミックっぽさが少ない方が好みだが、園子温ワールドの醍醐味は詰まってて、時間割いて観た甲斐はあった。

監督・脚本・原案: 園子温
音楽: 原田智英
主題歌: ゆらゆら帝国
撮影: 谷川創平
出演: 西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ、尾上寛之、清水優、永岡佑、広澤草、玄覺悠子、中村麻美、渡辺真起子、渡部篤郎
編集: 伊藤潤一
配給: ファントム・フィルム
公開: 2009年1月31日
上映時間: 237分
 
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