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MIシリーズを見たのは、2以来か。

この2ヶ月ほどで見た、『カジノロワイヤル』と『マイノリティ・リポート』とかぶる。

そして、その二作と比べると印象が弱い。

この世界観にも慣れてしまったということだろう。1作目の時のような新鮮さはもはや感じられない。
観ている側の感覚はどんどん麻痺していくもの。

それに加えて、盛り上げ下手な印象。

なんというか、内容があってないようなもの。
こういう映画は映画館で観て、その楽天的な世界観に浸り切らないとダメだ。
家で観た自分の選択ミスでもある。

また、核戦争がはじまるということに、現実感がまったく感じられないストーリーにも問題があった。

以下、印象に残ったシーンを振り返る。

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ドバイの建物の高層感にはワクワクした。
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高さをどう映像で表現するかが腕の見せ所。写真で見てもゾクゾクするショット。

ベンジー(サイモン・ペグ)がイーサン・ハント(トム・クルーズ)に、上のシーンで使っている特殊なグローブの使い方を説明する際に言う、”blue is glue, red is dead” もわかりやすくて良い。

このグローブ含め、最新技術的なものもいろいろと使われていて、興味もそれなりにはそそられた。(めちゃくちゃそそられるというレベルではないが…)

その中で、忍び込んだクレムリンで使う、警備の目をごまかすために、遠近感や観る位置に合わせて像をつくりだすCGを駆使した映像装置(Eye chasing technology)には好奇心をくすぐられた。
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ベンジー(写真左)が振る、滴が落ちる音を聞こえさせるツールとセットで。ここは緊張感+テクノロジーの組み合わせに見応えあり。

駐車場でのアクションシーンも見せ場の一つだったのだろうが、印象は薄い。
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ただし、立体駐車場から車ごと敢えて下に落ち、エアバッグで助かるというストーリーには、さすがに目を見張った。

結局のところ、この映画は、トム・クルーズの魅力に負う部分があまりに大きい。
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クレムリンに変装して忍び込む、ベンジーとイーサン。トム・クルーズは軍服+髭というスタイルが似合う。
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走るトム・クルーズ。格好良く走るトレーニングも受けているんだろうなと思える雄姿。

そういう意味で、トム・クルーズを楽しむことはできる映画ではあった。
(個人的に、彼を見ているとサッカー選手のクリスチャーノ・ロナウドを思い出す。分野は違えど質感が似ているように感じられる。)

一方、他のメンバーがないがしろにされている印象。
特に、ヒロイン(今回はカーター)のフィーチャーのされ方が物足りない。

むしろ女性では、敵役のサビーヌ・モロー(レア・セイドゥー)のほうが印象が強い。
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こうやって見ると、とても名うての殺し屋には見えないクールビューティな佇まいのレア・セイドゥー(レア・セドゥとも表記される)。

 
『マイノリティ・リポート』同様、コンセプトカー的なBMWの車が登場。いかにもお金が動いてそうな使われ方。
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「BMW’s i8 Hybrid-Electric Sports Car」という名の車らしい。

 
余談ではあるが、本作はモスクワやドバイが舞台になっているということもあってか、登場人物たちの英語が比較的聞き取りやすかった。

また、一つ気になった点として、ドバイでは砂嵐は実際にもあのレベルで起こるのだろうか。

製作: J・J・エイブラムス、ブライアン・バーク、トム・クルーズ
監督: ブラッド・バード
脚本: ジョシュ・アッペルバウム、アンドレ・ネメック
撮影: ロバート・エルスウィット
美術: ジェームズ・D・ビッセル
音楽: マイケル・ジアッキノ、ラロ・シフリン(テーマ曲)
衣装: マイケル・カプラン
出演: トム・クルーズ(イーサン・ハント)、ジェレミー・レナー(ウィリアム・ブラント、分析官)、サイモン・ペグ(ベンジー・ダン)、ポーラ・パットン(ジェーン・カーター、サビーヌを窓から突き落とす)、ミカエル・ニュクビスト(カート・ヘンドリクス、別名コバルト、核戦争論者)、レア・セイドゥー(サビーヌ・モロー、ロシア人殺し屋)、ウラジミール・マシコフ(シディロフ、ロシア人の諜報員メンバー、イーサンをクレムリン爆破の首謀者と思い追う)、ジョシュ・ハロウェイ(ハナウェイ、以前サビーヌに射殺される)、アニル・カプール(ブリッジ・ナス、インド人、マルチメディア王)、トム・ウィルキンソン(IMF長官)、サムリ・エデルマン(ウィストロム、ヘンドリクスの部下)、ミシェル・モナハン(ジュリア、イーサンの妻)、ヴィング・レームズ(ルーサー・スティッケル、ラスト近く、酒場でイーサンと今回の任務の雑談をしている)、ミラジ・グルビッチ(ボグダン、刑務所にいたロシア人。脱獄にあたり情報を提供)、イワン・シュヴェドフ(レオニド・ライセンカー、ロシア人の暗号の専門家、ヘンドリスクに射殺される)、イリア・ヴォロック(The Fog、ボグダンの従兄弟、ロシア人の裏世界の武器商人)
製作会社: TCプロダクションズ、バッド・ロボット・プロダクションズ、スカイダンス・プロダクションズ
配給: パラマウント映画
公開: 2011年12月16日(米)、2011年12月16日(日)
上映時間: 132分
製作費: $145,000,000
興行収入: $694,713,380(内、日本は53.8億円)
 
【世間の評価】 ※2017.1.26時点
CinemaScape: 3.6/5.0 (114人) 
Filmarks: 3.8/5.0 (21,795人) 
Yahoo! 映画: 4.20/5.00 (2,435人)
IMDb: 7.7/10.0 (375,635人)
Rotten Tomatoes(Critics): 7.7/10.0 (231人)
Rotten Tomatoes(Audience): 3.9/5.0 (471,924人)
 
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