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殺人鬼アントン・シガー(ハビエル・バルデム)の不気味さ。生理的な嫌悪感。ここをつくのがコーエン兄弟は相変わらずうまい。

同監督のねっとりとした空気感の『バートン・フィンク』とは異なり、渇いた空気が流れる本作。

テキサスとメキシコが舞台。
カウボーイスタイル。砂漠。モーテル。
舞台が80年ごろということもあってか、懐かしさもあり。

バンバン人は死んでいくし、多少ハラハラもするが、なんだかゆったりと話が進む印象。

タイトルと内容がどうつながるのかを、考えながら観てしまう。
結果的には、わかるような、わからないような。

以下、印象に残ったシーンを振り返る。

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アントン・シガーのビジュアルの恐るべき破壊力。

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主要人物ではないが、ガソリンスタンドの店主(ジーン・ジョーンズ)とアントン・シガーが対峙するシーンは強く印象に残る。

 
いるだけで安心感が全然違うトミー・リー・ジョーンズ。
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モーガン・フリーマンと並ぶ安定感、重厚感。発音は相変わらず聞きとりにくいが。
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ラスト、夫婦で話すトミー・リー・ジョーンズ。このペアルック的なネルシャツ姿も悪くない。

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他の二人ほどの強いインパクトはないが、全体にうまく調和していたルウェリン・モス(ジョシュ・ブローリン)。

 
話の内容よりも、質感・空気感が記憶に残る映画。それこそが、コーエン兄弟ならではだろう。

ただ、早起きして朝見る映画内容ではなかったか(笑

監督: ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
脚本: ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
原作: コーマック・マッカーシー『血と暴力の国』
製作: スコット・ルーディン、ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
製作総指揮: ロバート・グラフ、マーク・ロイバル
出演: トミー・リー・ジョーンズ(エド・トム・ベル保安官)、ハビエル・バルデム(アントン・シガー)、ジョシュ・ブローリン(ルウェリン・モス)、ウディ・ハレルソン(カーソン・ウェルズ)、ケリー・マクドナルド(カーラ・ジーン・モス)、ギャレット・ディラハント(ウェンデル保安官助手)、テス・ハーパー(ロレッタ・ベル)、バリー・コービン(エリス、エドの叔父)、ジーン・ジョーンズ(ガソリンスタンド店主)、スティーヴン・ルート(ウェルズの雇い主)、ロジャー・ボイス(El Paso Sheriff)、ベス・グラント(Carla Jean’s Mother)、アナ・リーダー(Poolside Woman)、キット・グウィン(Sheriff Bell’s Secretary)、ザック・ホプキンズ(Deputy strangled by Anton Chigurh)、Chip Love(Man in Ford, shot dead by Anton Chigurh)、 Eduardo Antonio Garcia(’Agua’ Man)、キャシー・ラムキン(trailer park manager)、
音楽: カーター・バーウェル
撮影: ロジャー・ディーキンス
編集: ロデリック・ジェインズ
製作会社: パラマウント・ヴァンテージ、ミラマックス、スコット・ルーディン・プロダクションズ、マイク・ゾス・プロダクションズ
配給: ミラマックス(米)、パラマウント/ショウゲート(日)
公開: 2007年11月21日(米)、2008年3月15日(日)
上映時間: 122分
製作費: $30,000,000
興行収入: $171,627,166
 
【世間の評価】 ※2016.12.27時点
CinemaScape: 3.9/5.0 (209人) 
Filmarks: 3.8/5.0 (9,240人) 
Yahoo! 映画: 3.73/5.00 (1,625人)
IMDb: 8.1/10.0 (635,533人)
Rotten Tomatoes(Critics): 8.7/10.0 (270人)
Rotten Tomatoes(Audience): 4.0/5.0 (395,902人)
 
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