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どちらかというと好みな映画が多いコーエン兄弟の作品だし、知人の複数の女性からの評価も高かったし、期待してみたが………

そこまで刺さらず。
ま、そういう時もありますわな。

コーエン兄弟の他の作品と異なり、暴力は少なめ。ジャンルとしてはコメディで、力を抜いて見れはする。

が、「バートン・フィンク」のジョン・タトゥーロやジョン・グッドマンだったり、「ビッグ・リボウスキ」のジェフ・ブリッジスみたいに、キレッキレの、個性が強烈に強いキャラもおらず、要はメリハリが効いていない。

ひとえにジョージ・クルーニーを活かしきれていないという印象。
彼は「ゼロ・グラビティ」のほうが断然良かった。

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ホリー・ハンターや、途中にあらわれる楽園の人魚を彷彿とさせる風の誘惑娘達が、さほど魅力的でないのもマイナス要因。

ずぶ濡れボーイズ(日本語にするとひどい名前。英語では”Soggy Bottom Boyz”)たちが歌うシーンではちょっとだけ盛り上がったし、ジョン・タトゥーロとティム・ブレイク・ネルソンの、”抜けた二人のコンビ”は悪くはないとは思うのだが。

むしろ、KKK風の白い装束集団が、黒人の彼(クリス・トーマス・キング。本当にミュージシャンなんだ!?)を処刑しようとする儀式のシーンは雰囲気があってドキドキさせられたが、それも長続きせず。
もっと厳かに時間をかけてやってほしかった。「アイズ・ワイド・シャット」的な。

主役三人の逃亡シーンも、先日見た「ダウン・バイ・ロー」に軍配が上がる。

とまあ、全体的にピンと来ないまま、終わってしまった。

製作総指揮:ティム・ビーヴァン / エリック・フェルナー
製作:イーサン・コーエン
監督:ジョエル・コーエン
脚本:ジョエル・コーエン / イーサン・コーエン
原案:ホーマー
撮影:ロジャー・ディーキンス
美術:デニス・ガスナー
音楽:Tボーン・バーネット / カーター・バーウェル / クリス・トーマス・キング
衣装:メアリー・ゾフレス
出演:ジョージ・クルーニー / ジョン・タトゥーロ / ティム・ブレイク・ネルソン / ホリー・ハンター / ジョン・グッドマン / チャールズ・ダーニング / クリス・トーマス・キング
 
【世間の評価】 ※2016.1.25時点
CinemaScape: 3.5/5.0 (343人)  
Yahoo! 映画: 3.90/5.00 (144人)
IMDb: 7.8/10 (215,231人)
 
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