ぱっちぎ

学生運動も盛んな1968年。舞台は京都。

朝鮮高校と他校の諍い。恋愛もありとなってはだいたいストーリーの想像はつく。

しかし、ストーリーは予想がついても、出ている役者出ている役者が皆魅力に溢れ、ぐいぐいと引き込まれていく。
喧嘩のシーンは同じ井筒監督の「岸和田少年愚連隊」を思い出させる。

展開に勢いを与えている最大の要因は、威勢の良い朝高の3人組だろう。

主演をつとめる塩谷瞬は自分の好みではなかったが、劇中で徐々に魅力を増してくるヒロイン・キョンジャを演じる沢尻エリカには驚愕した。これがあのエリカ様なのか。

真木ようこもいい役を演じている。
出産後の表情がやたら美しい楊原京子も素敵だ。
気の強そうな役を演じる江口のりこも味がある。

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今思えば、魅力的な出演者が出過ぎ。
何よりも、塩谷瞬・高岡蒼佑・沢尻エリカのお騒がせトリオが揃って出演していたというのも面白い。

韓国、朝鮮と日本との関係性。在日の人々の置かれている位置。
自分にとっても身近な問題ではあるが、考えてももやもやとして答えは出ない。
こっちが割り切っても、世の中が簡単には割り切ってくれない根深い問題。

フォークソング押しにはピンとこなかったが、エンディングでも使われた「あの素晴しい愛をもう一度」は名曲だなとあらためて感じた。

 
<<追記>>
Yahoo!映画の評価が異常に低い。なるほどね……

監督:井筒和幸
脚本:井筒和幸、羽原大介
製作総指揮:李鳳宇
出演:塩谷瞬、沢尻エリカ、高岡蒼佑、小出恵介、波岡一喜、尾上寛之、オダギリジョー、ケンドーコバヤシ、真木よう子、楊原京子、坂口拓、光石研、加瀬亮、趙珉和、余貴美子、大友康平、前田吟、ぼんちおさむ、キムラ緑子、桐谷健太、出口哲也、江口のりこ、ちすん、平松豊、木下ほうか、長原成樹、徳井優、小市慢太郎、笑福亭松之助、笹野高史、松澤一之、ニキータ
音楽:加藤和彦
撮影:山本英夫
編集:冨田伸子
製作:シネカノン、ハピネット・ピクチャーズ、衛星劇場、メモリーテック、S・D・P(スターダストピクチャーズ)
配給:シネカノン
公開:2005年1月22日
上映時間:119分
 
【世間の評価】 ※2016.2.2時点
CinemaScape: 3.7/5.0 (193人)  
Yahoo! 映画: 2.51/5.00 (1,225人)
IMDb: 6.9/10 (261人)
 
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