pingpong

言わずとしれた、松本大洋のマンガを原作とする超有名作。

今までに観たことがあるのかないのか定かではなかったが(たぶん観たことある)、純粋に楽しめた。

 
漫画のファンタジー感も残しつつ、荒唐無稽な内容にはなっていない。ギリギリの線を守っている一級のスポーツ青春エンターテインメント。この絶妙な塩梅はクドカンの力量なのだろうか。

それに加え、役者陣も素晴らしい。

以下、ネタバレあり。

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何はさておき、主人公ペコを演じる窪塚がどハマり。すんばらしい!
才能のある勘違い野郎。一度地に落ちそこから這い上がる姿は、青春モノのお決まりの展開でありながらベタさも感じさせない控えめさもあり。
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表情、仕草、そしてこの赤星のシャツがナイス。

脇を固める、ドラゴン、チャイナ、スマイル、アクマ、オババ、バタフライジョーもそれぞれいい味出してる。

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ビジュアルだけで威圧感満載だが、中村獅童は、振り切れ具合が素敵だった。歌舞伎に通じるものがありそう。
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アクマの大倉さんが個人的にはツボだった。この役を受ける間、他の仕事はどうしたのだろう。

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チャイナはてっきり日本の役者かと思っていたら、香港の方(サム・リー)。シュッとしていて好みの雰囲気。

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ペコとスマイルの近づき過ぎず、お互いを信頼している距離感の描き方も悪くなかった。

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卓球のシーンはどうやって撮ったんだろう。少なくともボールはCGだとは思うが、臨場感もそこそこあって見応えもあり、違和感もなかった。

タムラ卓球場のオババを演じる夏木マリは『パーマネント野ばら』で観たばかりだが、どちらも味のあるいい役。

 
主題歌のSUPERCAR「YUMEGIWA LAST BOY」をはじめとして、音楽も秀逸。

また、原作の力だとは思うが、「スコンク(0点で負ける)」「飛ばされる(負ける)」等の独特の用語、そして、「ヒーロー見参」「おれ、一等賞になりたいんよ、卓球で」等のペコのセリフが、本作品の世界観構築の一躍を担っていた。

ヒーローに夢見たくなる映画。

監督: 曽利文彦
脚本: 宮藤官九郎
製作 小川真司、鈴木早苗、井上文雄
製作総指揮: 椎名保
原作: 松本大洋
音楽監督: 二見裕志
撮影: 佐光朗
編集: 上野聡一
卓球アドバイザー: 坂井敏昭
配給 アスミック・エース
公開: 2002年7月20日(日)
上映時間: 114分
出演: 窪塚洋介(星野裕、ペコ)、ARATA/井浦新(月本誠、スマイル)、竹中直人(バタフライジョー)、夏木マリ(オババ)、荒川良々(大田)、サム・リー(孔文革、チャイナ)、中村獅童(風間竜一、ドラゴン)、大倉孝二(佐久間学、アクマ)、松尾スズキ(橋の上の巡査)、山下真司(選手Aの父)、石野真子(選手Aの母)、大浦龍宇一(ペコに卓球で負けて3000円支払う大学生)、田中千絵(その彼女)、 津田寛治(ゲーセンの男)、馬渕英里何(その彼女)、佐藤二朗(大会スタッフ)、末満健一(真田、海王学園、スマイルに敗北)、三輪明日美(アクマの彼女)、小泉拓也(ペコの子ども時代)、小沼蔵人(スマイルの子ども時代)、北山小次郎(アクマの子ども時代)、翁華栄(孔のコーチ)、近藤公園、平野貴大、水谷妃里、原田夏希、虎牙光揮、冨田翔、佐藤幹雄、染谷将太
 
【世間の評価】 ※2016.11.13時点
CinemaScape: 3.5/5.0 (418人) 
Filmarks: 3.8/5.0 (21,637人) 
Yahoo! 映画: 4.14/5.00 (784人)
IMDb: 7.2/10.0 (2,806人)
Rotten Tomatoes(Critics): 6.6/10.0 (20人)
Rotten Tomatoes(Audience): 4.1/5.0 (4,229人)
 
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