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タイプライティング選手権がフィーチャーはされているが、ストーリーの核は、わかりやすく可愛らしい恋の話。

主役ローズ・パンフィル(「パンフィル!」って口に出して言いたくなる良い苗字)を演じるデボラ・フランソワの、グウィネス・パルトローのような、田舎っぽさ、頑固そうな顔立ち、やぼったさの中に見えるセクシーさが絶妙。
誰もが認める美人ではないと思うが、主役に配しても許される魅力も備えている。

保険屋ルイ役(ロマン・デュリス)の、スキニーなこと。
顎に特徴があって、ついそこに目が行ってしまう。

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時代設定は1959年だが、パリやニューヨークはもちろん、田舎町のノルマンディーですら、日本の昭和34年とは大きな違い。

韓国代表が世界大会に出ていたのは、もともとそういう気質があるからなのだろうか。
それとも単に大会にアジア人を入れておきたかったってことだろうか。

そもそも秘書を雇おうとして、秘書としての資質はないがタイピング能力が高いから、タイプライティング選手権に出させようとするって、めちゃくちゃなストーリーではある。
娘と父親との確執だったり、周辺事情の説明はごっそり省かれているが、それはさほど気にならない。

女性の知人二人が勧めてくれたってことからもわかるとおり、なかなかな女性好みそうな話。
決勝戦最終ラウンドの前に、舞台裏にそれまで距離を置いていた保険屋ルイが現れ、「君には僕が必要だと思っていたけど、僕に必要なのが君だった、愛してる」って何だよまったく。どこの厨二病のやつの脳内ストーリーだよ。

ルイもローズも、相手に一度ずつ「愛してる(Je t’aime)」と言うのだが、なんとなくだが、いずれも軽く聞こえたのがひっかかったポイントではある。

また、ラストに、ゴルフボール状の部品を使えばより良いタイプライターが作れるとして、「ビジネスはアメリカ人に、恋はフランス人に」と言って、そのアイデアをアメリカ企業(IBM?)に売るシーンがあるが、蛇足に感じた。

とはいえ、個人的にはデボラ・フランソワが凄い好みとはいえないことからやや評価は下がるが、女性に勧める可愛らしい恋愛映画としては合格点なのでは。

監督: レジス・ロワンサル
製作: アラン・アタル
脚本: レジス・ロワンサル、ダニエル・プレスリー、ロマン・コンパン
撮影: ギヨーム・シフマン
美術: シルヴィー・オリヴィエ
音楽: ロブ、エマニュエル・ドルランド
衣装: シャルロット・ダヴィド
出演: ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ブジョ、ショーン・ベンソン、ミウ・ミウ、メラニー・ベルニエ、ニコラ・ブドス、エディ・ミッチェル、フレデリック・ピエロ、フェオドール・アトキーヌ、マリウス・コルッチ
 
【世間の評価】 ※2016.9.2時点
CinemaScape: 3.9/5.0 (14人)  
Yahoo! 映画: 3.86/5.00 (404人)
IMDb: 6.9/10.0 (8,842人)
Rotten Tomatoes(Critics): 6.7/10.0 (59人)
Rotten Tomatoes(Audience): 3.7/5.0 (2,911人)
 
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