romeoandjuliet

ロミジュリと言えば、ディカプリオ&クレア・デインズのものを20年ほど前に観て以来。
60年代に撮られた本作にはさほど強い興味は持っていなかったが、DVDを譲り受けた関係で巡り合った。

シェイクスピアの劇の要素が色濃く残っており、セリフが冗長に感じられる部分もある。
10代の子らが、こんなにも文学的な愛の言葉を操るとは到底思えず、ちょっと引いてしまう。
が、それでいて、それらの言葉に魅了される自分もいる。

ジュリエットを演じるオリビア・ハッセーの美しさは際立っている。歳も設定上は14歳で、ビビアン・スー系の可愛いらしいという表現がぴったりの容貌。当時の人気は相当高かったことが容易に伺える。それでいてヌードシーンもあったりと、さぞや話題を呼んだことだろう。

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一方、ロミオにはさほど魅力を感じられず。
若さゆえしょうがないのだろうが、それまで冷静だったロミオ(レナード・ホワイティング)が、仲間のマキューシオ(ジョン・マッケナリー)がティボルト(マイケル・ヨーク)との闘いで死んでしまうと人が変わったように激怒し、闘いを挑み相手を殺してしまう。この一連のシーンの流れや演出に違和感あり。
また、ロミオが街から追放されることが決まり、教会で床に腹ばいになりながら泣きじゃくるシーンは、生理的に耐えられなかった。

むしろ、マキューシオとティボルトの闘いのシーンでは息を飲んだ。

二人の愛が簡単に結ばれてしまうことにはいささか拍子抜けするが、将来のことなんか何も考えない、若い二人の恋の盛り上がりは微笑ましくはある。

ただ、全編に流れる、芝居ががった雰囲気に軽い抵抗感を感じるのを拭いきれず、その世界観に没入することができず仕舞いだった。シェイクスピア劇はそれを楽しまないといけないことはわかってはいるが、相性の問題だろう、やむなし。

@DVD

製作:ジョン・ブラボーン / アンソニー・ハヴロック・アラン
監督・脚本:フランコ・ゼフィレッリ
原作:ウィリアム・シェイクスピア
撮影:パスカリーノ・デ・サンティス
音楽:ニーノ・ロータ
衣装:ダニーロ・ドナーティ
出演:オリヴィア・ハッセー、レナード・ホワイティング、マイケル・ヨーク、ブルース・ロビンソン、ローレンス・オリヴィエ、パット・ヘイウッド、ジョン・マッケナリー、ミロ・オシェイ、ポール・ハードウィック、ナターシャ・パリー
配給:パラマウント映画
公開:1968年3月4日(英)、1968年11月23日(日)
上映時間:138分