saitamanorapper

最後の最後に希望は伺えるし、何よりも続編も出てるって時点で、前向きに終わってるわけだが、トータル的にはザンネンな印象のほうが強く残る作品。

作品がザンネンってわけじゃなく、劇中でのRAPが醸し出す空気感に自分が入り込めずザンネンという意味で。

わかりやすいハッピーエンドではないし、駒木根隆介演じる主演のコの出世ストーリーとも言い切れないぐらいの、微妙な締め方。
尺も短いし、無駄な箇所は削ぎ落とされている印象。

デブでニートで、家族からの扱いも悪く、高校のときの同級生の女子(みひろ)にはボロクソに言われ、深谷市の年輩の人たちらとの交流会ではネチネチとダメなところを指摘され、先輩ラッパーには小馬鹿にされ、仲間(ブロ農家の倅、マイティ)には裏切られ、チームは解散状態。

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そんななか、主人公がバイトをはじめたばかりの焼肉店に、交通整理の仕事帰りの仲間(トム)が偶然訪れる。
そこで主人公が唐突に、ラップで夢の思いを伝える。下手ではないが、聞いてて気恥ずかしくなる絶妙な感じ。

盛り上げて盛り上げて、ラスト、背中を向けていたトムが主人公の方を振り返ろうとするところでエンド。

いやー、独特すぎる世界。

ふと、昔テレビ東京の深夜枠でやってた「デリパンダ」で、ラップの練習をしている二人に出前を届ける回を思い出した。
そう言われれば、自分の脳内では、ラップって意外と強く印象に残る素材なのかもしれない。

だが、続編が見たい作品とは、、今のところ思えない。

@DVD

監督・脚本:入江悠
撮影:三村和弘
音楽:岩崎太整
衣装:三谷れい子 / 井上彩
出演:駒木根隆介 / みひろ / 水澤伸吾 / 奥野瑛太 / 杉山彦々 / 益成竜也