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パク・チャヌク、キム・ギドク、イ・チャンドン、ポン・ジュノの監督作のように、韓国映画で評価が高いものは、一風変わったものが多い。

本作も内容をよく調べずに借りたこともあり、その路線かと思いきや、それらとはだいぶ趣きの異なる、爽やかな女の友情物語だった。

 
ストーリーの骨子としては普通の内容。ただし、かなりマンガ的な味つけがなされている。

女子高時代の仲良しグループ「サニー」のメンバーの昔と今を追う内容ゆえ、登場人物は女性が圧倒的に多い。
特にサニーのメンバーは、今の役者も昔の役者も、楽しそうに生き生きと演じているのが伝わってくる。

しかしながら、自分にとってこの映画を観ていて、致命的な障害が存在していた。

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障害とは、主人公イム・ナミの、高校生時代のビジュアル。

個人的にどうしても受け入れられず、生理的な拒否感が生じたほど。演じるシム・ウンギョンの他の映画での画像等をネットで見る限りだと、そんなに嫌いではない。ただ、この映画でのメイク、髪型、演出が耐えられなかった。
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ソウルに出てくるまでは、学校で一番美しかったのに、と屋台のような場所で飲みながらスジ(ミン・ヒョリン)に告げるシーンがあるが、これが彼女の思い込みではなく、本当のことだったら韓国の美意識を疑わねばならない。(さすがに、彼女の思い込みという設定だとは思うが…)

大人になってからのナミを演じるユ・ホジョンは、むしろ現在のメンバーの中で一番美しいのに、そのギャップが激しすぎた。

他のメンバーは悪くない。

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高校時代のリーダー、チュナ(カン・ソラ)は背が高く、表情も豊か、リーダーとしての雰囲気もあって、目を惹く美しさがある。

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高校時代のジニ(パク・チンジュ)も、美人というわけではなく、愛嬌があるうえ顔のインパクトが強く、印象に残る。

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高校時代のスジを演じるミン・ヒョリンは、演技はともかくとして、別格の美しさ。小西真奈美にどことなく雰囲気が似ている。

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チュナ(ジン・ヒギョン)の病室で、バナナ片手に、ジニ(ホン・ジニ)の旦那の浮気について談笑する四人。

 
ストーリーとしては、上でも書いたとおり、ノーマルな部類。可もなく不可もなく。
葬式の場に弁護士が現れ、サニーのメンバーそれぞれにプレゼントを残したことを告げるシーンは、それなりにグッとは来たが、ベタな流れではある。

ストーリーにさほど共感できないとなると、個人的な主人公のマイナスポイントを取り戻すことはできず、結果低評価となってしまった。

 
最後に、バージョン違いのチラシ・ポスター等のデザインを。
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韓国版。色使いが独特。同じキャラクターを演じる今と昔の役者をセットで撮っている。

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こちらも韓国版。フォントが強く、昔っぽくなっている。

<<追記>>
高校の先生からしてそうだが、整形についてやたら話題にあがる。高校生にまで、この時代(80年代半ば)からして、ここまで浸透していたのか。

監督: カン・ヒョンチョル
脚本: カン・ヒョンチョル
撮影: イ・ヒョンドク
音楽: キム・ジュンソク
出演: ユ・ホジョン(イム・ナミ) / シム・ウンギョン(高校時代のナミ) / ジン・ヒギョン(ハ・チュナ) / カン・ソラ(高校時代のチュナ) / コ・スヒ(キム・チャンミ) / キム・ミニョン(高校時代のチャンミ) / キム・ソンギョン(リュ・ポッキ) / キム・ボミ(高校時代のポッキ、ミスコリアを目指している) / ユン・ジョン(チョン・スジ) / ミン・ヒョリン(高校時代のスジ) / キム・シフ(過去のジュノ・現在のジュノの息子) / キム・ヨンオク(ナミの祖母) / チョン・ウォンジョン(ナミの父) / キム・ヘオク(ナミの母) / パク・ヨンソ(ナミの兄) / ホン・ジニ(ファン・ジニ) / パク・チンジュ(高校時代のジニ) / イ・ヨンギョン(ソ・クムオク) / ナム・ボラ(高校時代のクムオク) / チョン・ウヒ(イ・サンミ、元サニーメンバー) / キム・シナ(少女時代のリーダー) / ハ・スンニ(ナミの娘) / ペク・チョンハク(ナミの夫) / ソン・ジル(チュナの弁護士)
 
【世間の評価】 ※2016.10.17時点
CinemaScape: 3.8/5.0 (23人) 
Filmarks: 4.1/5.0 (2,576人) 
Yahoo! 映画: 4.35/5.00 (332人)
IMDb: 7.9/10.0 (3,086人)
Rotten Tomatoes(Critics): -/10.0 (-人)
Rotten Tomatoes(Audience): 4.2/5.0 (270人)
 
@BD