女性の知人に勧められてレンタル。
まず音楽が良い。
女性の撮り方もうまい。
ルコントを彷彿させる。
ジュリー役の子(リュディヴィーヌ・サニエ)もちょうど良いみずみずさ。そして、汚れ具合。
パッケージデザインが印象的な作品でもある。
プール、日焼け…と考えると、この女優に負う部分は大きい。
以下、ネタバレあり。
女性の中に渦巻く嫉妬。
強すぎず、でもはっきりとそこにある。
音楽、ダンス、セックス、ドラッグ、バイオレンス、というある種(わたしの好きな映画の)定番の要素を、やや枯れた推理小説作家(シャーロット・ランプリング)とフランスという立地が、安っぽくさせずに調和させている。
正直、最後のプロットはよくわからない。
ジュリーは前妻の娘なのか。ジュリーが実在するのか、サラの創作なのかもわからない。
とりあえず、女達のジョンへの復讐劇なんだろうな。
良作。
しっかりと目を離さず何度も観たい映画ではないが、BGVとして流しておくのに悪くない映画。
製作:オリヴィエ・デルボスク / マルク・ミソニエ
監督:フランソワ・オゾン
脚本:フランソワ・オゾン / エマニュエル・ベルンエイム
撮影:ヨリック・ル・ソー
美術:ヴァウター・ズーン
音楽:フィリップ・ロンビ
衣装:パスカリーヌ・シャヴァンヌ
出演:シャーロット・ランプリング / リュディヴィーヌ・サニエ / チャールズ・ダンス / ジャン・マリー・ラムール / マルク・ファヨル
【世間の評価】 ※2016.1.21時点
CinemaScape: 3.5/5.0 (120人)
Yahoo! 映画: 3.36/5.00 (191人)
IMDb: 6.8/10 (34,061人)
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