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パッケージのデザインから中世あたりが舞台の中国歴史モノなのかと思っていたら、まさかの超・脱力アクションコメディ。

少林サッカー』でもそうだったが、個人的に中華系のコメディものはどうも肌に合わない。それに加え、得意とは言えない歴史物という要素が加わってさらに拒否反応が強く出た。

アクションシーンについては、楽しめたのはオウヤン(トニー・レオン)とホンチ(ジャッキー・チュン)の掛け合いぐらいで、あとは荒唐無稽さに到底ついていけず。

また、この映画の見所の一つとして香港スターの競演があるようだが、予備知識なく見たため、タンを演じるオカマキャラのレオン・カーフェイと、ヤオシを演じるレスリー・チャンを認識できたにとどまり、他の役者陣が当時の香港を代表するスター達だとは気づかなかった。逆にいうと、スターのオーラなどをまったく感じさせない演出。

この役者たちのことをよく知っている香港映画ファンであれば、彼らがバカなことをやっているのをコメディとして楽しめるのかもしれない。

しかし、学芸会でやるにしても勇気がいる演出の数々に、最初はあっけにとられ、後半はただただ眠気を誘われただけとなった。
内輪ウケの最たるものという印象。

それにしても、先日観たばかりの『花様年華』のトニー・レオンと、マギー・チャンがともに出演しており、そのどちらにも気づかなかったことに驚いた。
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トニー・レオンのこの顔は一見の価値あり。

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オカマキャラを嬉々として演じているレオン・カーフェイ。逃げるレスリー・チャン。

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左は王妃役のヴェロニカ・イップ。右が占い師のマギー・チャン。

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左から、ジャッキー・チュン、ジョイ・ウォン、ブリジット・リン。こうして見ると、楽しそうに演じているのが伝わってはくる。

 
レオン・カーフェイが京劇的な歌を唄うシーンがあるが、日本だと時代劇、アメリカだと西部劇にあたるものが中国では京劇なのだろうか。脚本・演出家は自然と取り入れたくなるし、観客も違和感を感じないのだろう。

この作品についての評価は、好みにつきる気がする。たまにはこういうのもある。

監督: ジェフ・ラウ
脚本: ジェフ・ラウ
製作: ジェフ・ラウ
製作総指揮: ウォン・カーウァイ
原作: 金庸『射鵰英雄伝』
武術指導: サモ・ハン・キンポー
出演: レオン・カーフェイ(南帝、タン)、トニー・レオン(オウヤン)、レスリー・チャン(ヤオシ)、ジャッキー・チュン(ホンチ)、ブリジット・リン(第三王女)、ジョイ・ウォン(ヤオシの妹弟子)、マギー・チャン(占い師)、カリーナ・ラウ(チョウ、男役)、ヴェロニカ・イップ(王妃、オウヤンの愛人でもある)、ケニー・ビー(ワン、チョウの兄弟子、全真教の教主)
音楽: ジェームズ・ウォン
公開: 1993年2月5日(香港) ※日本劇場未公開
上映時間: 117分
 
【世間の評価】 ※2016.11.28時点
CinemaScape: 3.9/5.0 (27人) 
Filmarks: 3.8/5.0 (70人) 
Yahoo! 映画: 4.22/5.00 (18人)
IMDb: 7.2/10.0 (1,436人)
Rotten Tomatoes(Critics): -/10.0 (4人)
Rotten Tomatoes(Audience): 3.5/5.0 (347人)
 
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