thelordoftherings

大ヒット作の一作目をようやく観ることができた。

大人でも本作が好きな人は多いと思うが、メインターゲットは子どもだろう。
一般的な日本国民が大好きな宮崎駿作品が、特には刺さらない自分としては、自然と子どもウケする作品からは足が遠のいていた。

本作を観て、残念ながらその認識が深まることになった。

 
基本的にはアクションに次ぐアクションの映画。その中心にいるのは、指輪の承継者であるフロド(イライジャ・ウッド)。
彼は、実際には大人なのだろうが(調べたところ35歳の役柄)、ホビットという背が小柄な民族という設定ゆえ、子どもが主人公のような気になる。
彼は剣や矢や斧を使って戦う訓練は受けておらず、能力もない。彼が指輪の承継者なのだから、それはやむをえない。

なぜかその旅に、なりゆきではあるが、彼の友達のサム(ショーン・アスティン)やら親戚のピピン&メリーやらも同行する。この旅にとって、彼らの存在意義は皆無に等しい(少なくとも第一作においては)。三人ともに戦いの素養がないため、むしろ足手まといでいないほうがいい。強いていえば、フロドにとってのサムがいることによる安心感だろうか。

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彼らの無駄な友情エピソードが挟まれるたびに、余計なことをしないで、生きることに必死になってくれよと思わざるをえない。
(おそらく、ドラえもんなどと同じように効率を求めるのではなく、友情物語を楽しむべきなのだろうが……)

戦いのシーンそのものでは頑張ってる感はあるが、合間の逃げるシーンなどにちょいちょい緩さが感じられ、拍子抜けさせられる。

そして、明らかに次作につながるという流れでのエンディング。

自分の性には、やはり合わなかったようだ。

唯一刺さったのは、イアン・マッケランが演じるガンダルフの眼光の鋭さ。クリストファー・リーが演じるサルマンも悪くなかったし、ご老人二人の迫力は観るべきものがあった

また、ロケ地が美しいことも付け加えておこう。

製作総指揮: マーク・オーデスキー / ボブ・ワインスタイン / ハーヴェイ・ワインスタイン / マイケル・リン / ロバート・シェイ
製作: ピーター・ジャクソン / バリー・M・オズボーン / ティム・サンダース / フラン・ウォルシュ
監督: ピーター・ジャクソン
脚本: ピーター・ジャクソン / フラン・ウォルシュ / フィリッパ・ボウエン
原作: J・R・R・トールキン
撮影: アンドリュー・レスニー
美術: グラント・メイジャー
音楽: ハワード・ショア
衣装: ナイラ・ディクソン / リチャード・テイラー
特撮: ジム・ライジェル
出演: イライジャ・ウッド(フロド・バギンズ) / ショーン・アスティン(サム) / ビリー・ボイド(ピピン) / ドミニク・モナハン(メリー) / イアン・マッケラン(ガンダルフ) / イアン・ホルム(ビルボ) / ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン) / オーランド・ブルーム(レゴラス、弓の名手) / ジョン・リス・デイヴィス(ギムリ、斧) / ショーン・ビーン(ボロミア) / リブ・タイラー(アルウェン) / クリストファー・リー(サルマン) / ケイト・ブランシェット(ガラドリエル) / アンディ・サーキス(ゴラム) / ヒューゴ・ウィービング(エルロンド) / マートン・ソーカス(ケレボルン、ガラドリエルの夫)
 
【世間の評価】 ※2016.3.18時点
CinemaScape: 3.7/5.0 (711人)  
Yahoo! 映画: 3.75/5.00 (715人)
IMDb: 8.8/10 (1,193,958人)
 
@BD