koinouzu

ポツドールの三浦大輔氏による舞台用の作品が、映画化されたもの。

ポツドールの芝居は「恋の渦」をはじめ、多くの作品を劇場で見ている。
あの独特の脚本を、大根仁氏がどう料理するのかが見物だった。

なお、舞台で「恋の渦」を観たのは、2006年の11月から12月頃。9年も経っていると、ほぼ細かい内容は覚えていないため、新鮮に見ることができた。
ラストの落ちは、おぼろげに覚えてはいたが。

以下、ネタバレあり

 
きれやすく、浅はかで、弱い男たち。
女も、男に依存していたり、近場の何人かを手玉にとることでプライドを保っていたり、彼に内緒で風俗で働いていたりと、一癖も二癖もある面々。
男女問わず、個々の役者たちが本当に馬鹿そうで、それが見事。
(もちろん、演出ならびに演技が見事ということ)

ラブシーンが度々登場するが、女性は下着姿はあっても裸は見せないキレイな撮り方。

 - ad -

基本的には、出演者の馬鹿さ加減にイライラさせられつつも、観入ってしまい、あっという間にラストという印象。

三浦さん作品ならではの緊張感は、見事に受け継がれていた。
(原作だけでなく、本作の脚本も三浦さんが書いていたとは。観終わってクレジットを見て初めて気がついた。)

「チェンジしてもらっていいっすか」
わかりやすくも、すっきりする幕引き。

ブサイクカップルはいうほどひどくない。
特に女性の方は全然ごまかせるレベル。

デリヘルで働く女性(國武綾)、どこかで見たことがある気がしたが、プロフィールを見るにブルドッキングヘッドロックの「とける」という舞台で観た記憶が残っていたのかもしれない。

 
<<追記>>
コウジ役の新倉健太氏が、なんと2016年1月11日に女子中学生への強制わいせつなどの疑いなどで逮捕されてしまったとのこと。なんとまあ…

製作:山本政志
監督:大根仁
脚本・原作:三浦大輔
撮影:大関泰幸 / 高木風太 / 大根仁
美術:碓田佐紀子 / 磯見俊裕
出演:新倉健太 / 若井尚子 / 柴田千紘 / 後藤ユウミ / 松澤匠 / 上田祐揮 / 澤村大輔 / 圓谷健太 / 國武綾 / 松下貞治

@DVD